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笹部の住宅改修 Y邸

用途    :住宅

住所    :松本市笹部

規模構造 :木造2階建

面積    :面積増減 -19.5㎡(減築)

施工者   :ハシバテクノス株式会社

竣工年   :2018

 

第35回住まいのリフォームコンクール(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター主宰)

   優秀賞 受賞

リフォーム産業新聞 2019年2月25日 No.1350に掲載

築45年程になる木造2階建住宅の改修。

重厚な入母屋造りの屋根を持つ外観に調和すること、暗くて寒いキッチンなどの水廻りを最大限に快適にすること、特長的な玄関や和風の内装を施主の好みに合うようにリ・デザインするということをテーマに設計した。

建物は2階屋根まで入母屋造りになっており、耐震診断での性能は極めて低かった。そこで2階を減築しつつ重心を矯正して外観と同時に耐震のバランスを改善した。また、視覚的にも耐震的にも軽くするために2階の屋根だけをカラーガルバリウム鋼板葺きにしている。

この家では、南東角の最も明るく開放的な位置にあった祖母の部屋をキッチンに改装している。もともと出窓があったことを利用し、出窓にキッチンを組み込んだ。キッチンは単なる設備ではなく窓の一部となり、レンジフードの存在感なども出来る限り消しことに配慮している。また、長さが2.5mもあるダイニングテーブルとシンク、コンロの高さを全てそろえることにより、部屋に入った時の視線が自然に窓の外に向き、庭と一体的な広がりを感じることができる。

内装は落着いた土調左官壁にしつつ、漆喰やタイルなど色々な要素をバランス良く使うことでレトロでかわいらしい雰囲気となるように意識した。玄関の外壁をタイルとし、玄関戸はナラ材の格子戸にアンティーク調ガラスをはめ込んだのもその意図による。洗面脱衣室やトイレにもモザイクタイル壁をつくり、照明はペンダントで吊るようにした。入口のスリガラスを入れた建具も、古い建物からリサイクルしたものである。

玄関の階段は劣化していたため解体して造り替えた。玄関ホールから左側のダイニングキッチンへ自然に視線と足が向くよう、階段の登り口を変えて"間"をとり、引分戸から開放的につながるようにしている。